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第129話 決意した誓い

作者: Aica
last update 公開日: 2026-08-02 19:00:12
【一弥side】

「お前は──?」

「え?」

「お前はどうなんだ。俺は、お前に一番に喜んでもらいたくて、食べてほしくて、これを用意したんだ」

杏華の目をまっすぐ見つめながら伝える。

本当はこんな気持ち、伝える気はなかった。

自分自身、ただ無意識で、気付けばとっさに電話をして、これを用意していただけだったから。

だけど、杏華と接していくことで、俺の自分で気付けなかった気持ちが、どんどん明らかになっていく。

その言葉も、ただ無意識に出た言葉。

だけど、その言葉を口にすることで、俺は一番はそういう気持ちだったのかと、改めてその感情に気付く。

だけど、それに気付いたことで戸惑いはなかった。

戸惑いよりも、納得に近い感情だったからだ。

だから、俺は素直なその言葉を隠すことなく、杏華に気付けば告げていた──。

だが、杏華はそんな俺に戸惑った様子を見せる。

だけど、その戸惑いは、決して困った表情ではなく、少し顔を赤らめ照れたような表情だった。

俺はそんな杏華の反応に、嬉しく感じた。

「あの……、あなたが戻ってくるまでは、なんだか気が引けて、もったいなく感じちゃって……
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